67回目:"Google Glass"の存在が暴かれた

謎のGoogle(Project) Glass





















Project Glass(Google+ページ)上で、グーグルは現在同社が開発をしている小型のディスプレイを備えたメガネ型のウエアラブル端末である「Google(Project) Glass」の存在を正式に発表した。(Ps:ウェアラブル(ware-able)とは、「身に着けることが可能である」という意味のコンピュータ用語.


このプロジェクトの存在は2月に、"New York Times"などで匿名社員の話として報じられていたが、今回グーグルはユーザーの「アイディアや意見から学ぶ」ため、プロジェクトの公開に踏み切ったとされている。


コンセプト動画がスゴイ


今回グーグルが公開したコンセプト動画では、道案内や現在地を元にした様々な情報が目の前に映し出されるほか、メールなどの着信通知、メッセージの送受信や通話、視界に映るものをそのまま写真や動画にして通話中の相手と共有することも可能になると思われる。"New York Times"が得たという匿名の関係者によれば、試作品のデザインはメガネの上に着用できるものを含めて数十種類に及ぶとのこと。(匿名の関係者恐るべし...


残念ながらグーグルは「Google(Project) Glass」の製品化時期や計画について明らかにしておらず、現段階で公表したのは機能やデザインについて広く一般からのフィードバックを募るためとしている。プロジェクトに詳しいグーグルの社員は「スマートフォンと同程度の価格で年内に一般販売が始まる」とコメントしたが、「Google(Project) Glass」は製品というよりもコンセプトであり、グーグルのテストは進んでいるが、製品化され発売されるまでには程遠いのである。



一体グーグルは何をしたいのか?





















Project Glass(Google+ページ)によると、" We think technology should work for you-to be there when you need it and get out of your way when you don't. " (和訳:我々はテクノロジーというのは必要なときに現れ、不要なときは消えるようなものであって欲しいと思う)

つまり、「Google(Project) Glass」は不要な時にはタダのダテメガネ(或いは度の入ったメガネ)になり、必要なときのみ機能するSFっぽいメガネ型端末(ウエアラブル端末)になると思われる。


個人的な意見だが、言うまでもなく「Google(Project) Glass」にはアンドロイドOSが搭載されると思う。(グーグルだからね...)


「Google(Project) Glass」は、「Google X」と呼ばれるグーグルの研究所で進行している。



プロジェクトの重要人物






















Project Glass(Google+ページ)に名前が乗っている担当者は Barak Parviz氏Steve Lee氏Sebastian Thrun氏の3名だが、今回はBarak Parviz氏を紹介する。





バイオナノテクノロジーの専門家であるバラク・パルヴィズ氏(Babak Parviz)は、ワシントン大学の教授。このプロジェクトには、エンジニアとして加わっているようだ。バラク・パルヴィズ教授は4年前にコンタクトレンズ型のディスプレイを開発しており、2011年11月に実施されたウサギに同レンズを装着する実験でも成功を収めていたとされている。(グーグルが引っこ抜いてきたに違いない!!)つまり、グーグルはメガネ型端末(ウエアラブル端末)の次はコンタクトレンズ型端末の開発を行おうと思われる。





グーグルが描く未来


携帯型端末からの始まり、メガネ型端末そして、コンタクトレンズ型端末へと変貌を遂げるとグーグルは見積もっているようだ。


さて、日本の大手電子機器メーカーであり、現在では猿真似しかできないソニーや東芝はどのような未来を描いているだろうか?

参考:・Google Begins Testing Its Augmented-Reality Glasses(New York Times
        速報:Google、ARメガネ Project Glass を発表.(engadget)